ホーム >  ProTools 10_速報特設ページ
AES速報

PT10発表!

 

Pro Tools Version 10 発表!

今年のAES NYコンベンションにて、遂にPro Tools 10がベールを脱ぎました。


早速その新しい機能についてご紹介しましょう。主な新機能は、下記の通りです。

• トラック数の増加
• Pro Tools HDソフトウェアがNon-HDハードウェアをサポート
• 自動遅延補正値の拡大
• Core Audio、ASIO Driverを用いたロー・レイテンシー・モニタリングをサポート
• 32bit浮動小数点、インターリーブ、RF64、WAVE Extensibleファイルフォーマットをサポート
• 複数のファイルフォーマットの共存
• 各種名称の変更
• Pro ToolsアプリケーションからAvid各種サービスへのオンライン接続
• iTunesやSoundCloudへのサポートを含むインポート・エクスポート機能
• リアルタイム・フェード、クリップゲイン編集
• 24時間セッションタイムへの対応
• Pro Tools HDでのSatellite機能を12台まで拡張
• 複数のAudio Suiteプラグイン起動
• ディスクキャッシュ機能拡張によるAvidシェア・ストレージサポート
• Avid Interplay機能拡張

特 長1

Pro Tools 10 Capabilities

Pro ToolsおよびPro Tools|HDにて扱えるトラック数が増加、自動遅延補正エンジンも強化されました。
ソフトウェアとハードウェアの組み合わせで下記のように扱えるトラック数、I/O数が変わります。

 

Pro Tools + non-HD H/W

Pro Tools + HD Native H/W

Pro Tools HD + non-HD H/W

Pro Tools HD + HD Native H/W

Pro Tools HD + HD H/W

最大ボイストラック

96 mono or stereo

96 mono or stereo

256

256

192

最大発音トラック(@48KHz)

128

128

768

768

768

最大AUXトラック

128

128

512

512

512

VCAマスタートラック

N/A

N/A

128

128

128

インスツルメントトラック

64

64

128

128

128

マスタートラック

64

64

64

64

64

MIDIトラック

512

512

512

512

512

最大I/O

32

64

32

64

160

最大サンプル周波数

192KHz

192KHz

192KHz

192KHz

192KHz

最大遅延補正

16,383 sample

16,383 sample

16,383 sample

16,383 sample

4,095 sample

特に、Pro Tools HDハードウェアにおいては、最大発音トラック数が768トラックへと大幅に拡張され、今まで以上の大規模セッションへの対応が可能となっていることと、
HDハードウェア以外のI/OでもPro Tools HDを立ち上げることが出来るということが、大きく拡張性を広げる要因となりそうです。
また、遅延補正エンジンは従来のShort/Longに加えてMaximumが追加されています。


特 徴2


これも今回のPro Tools 10での大きな進歩の一つと言えるでしょう。
従来Pro Toolsのファイル形式と言えば、ステレオ・トラック、マルチトラック含めて全てのAudio Folder内で管理されるファイルはWav/AIFFなどのMonoファイルで構成されていました。
これが、一部の他社のDAWとの互換、マスタリング・スイーツとの互換性という面で多少の妨げとなっていましたが、Pro Tools 10では大きく解消されたこととなります。

32ビット浮動小数点ファイルフォーマット

新規セッション・ウィンドウおよびセッションセットアップ・ウィンドウのBit Depthを見ると16/24bitに加えて32 Bit Floatが追加されています。
これは主にAudioSuiteやバウンスによるレンダリング時のクリッピングや不必要なディザー処理を避けることが出来るメリットがあります。ただし、従来のファイルフォーマットよりも多くのディスクスペースを必要とします。
また、Bit Depthの設定がセッションセットアップ・ウィンドウで立ち上げた後に変更が出来る様になっていることも大きな違いです。

インターリーブド・ファイルフォーマット

同じく新規セッション・ウィンドウおよびセッションセットアップ・ウィンドウを見るとInterleavedというチェックボックスがあり、これによって従来Monoファイルで全て管理されていたPro Toolsのオーディオ・ファイルをステレオやマルチチャンネル・ファイルをそのまま扱うことが出来る様になるものです。これによって多くの他の機器とのやりとりが便利になることでしょう。

RF64ファイルフォーマット

RF64ファイルフォーマットとは、4Gb以上のサイズのサラウンド・ファイルを扱うことが出来るBWF互換のマルチチャンネル・ファイルフォーマットです。この対応によって長時間の放送素材などへの対応が可能となるでしょう。このファイルはDigibaseブラウザ内でMBWFと表示されます。

WAVE Extensiveファイルフォーマット

WAVE Extensiveファイルフォーマットとは、主にサラウンドなどのマルチチャンネルユースのために、例えばサラウンドのためのスピーカーポジションなどの付随データを格納したファイルフォーマットです。粉ファイルはDigibaseブラウザ内でWAV(BWF EXT)と表示されます。

複数のファイルフォーマットの共存

従来一つのセッションファイル内では一つのファイルフォーマットしか扱えなかったものが、Pro Tools 10では、WavとAIFFファイルなどの共存が出来る様になります。

特 徴3


Pro Tools 10では、従来のPro Toolsユーザーには慣れ親しんできた各種の名称が大幅に変更になっています。
これは明らかにOne Avid戦略としてMedia Composer等との名称の統一を図ったもので、Pro Toolsのみに慣れていた人にとってはちょっとした頭の切り替えが必要です。

主には下記のように名称が変更になっています。

Region(リージョン) Clip(クリップ) test
Start Point(スタート) In Point(インポイント)
End Point(エンド) Out Point(アウトポイント)
Process(プロセス) Render(レンダリング)
TDM DSP
RTAS Native
 
また、Digidesign Core Audio ManagerはAvid Core Audio Managerに、従来すべてDigidesignというアプリケーション・フォルダーにいたPro Toolsソフトウェアは、Avidフォルダー内に格納されるようになっています。 Digidesignの名前が完全になくなる日も近くなってきたようです。

特 徴4

Pro Tools 10では、Pro Toolsアプリケーション上から様々なWebへのアクセスサービスが追加されており、よりオープンなアプリケーションとして利用できるようになってきています。

マーケットプレイス


その名の通りAvidのオンライン・ストアーへリンクするもので、ツールバーメニューにMarketPlace(マーケットプレイス)と追加されており、Avidの個人アカウントにすぐに飛べるようになっています。もちろんその場でアカウントを作成する事も可能。これは、プラグインのリストを開いたりしても出てくるので、ほしいプラグインがなかったときなどすぐに購入!みたいなことが出来ると言うことですね。

Help機能の充実

上記と同様に、Helpがオンラインヘルプ機能となりアクセスすることが出来ます。また、コアなユーザーは従来からご存じのナレッジベースにアクセスして確認やフォーラムへの症例や質問の書き込みなどが出来る様になっています。最近フォーラムも日本語フォーラムが出来たようですので、日本の方々も利用する人が増えてくるでしょうね。
 


セッション・インポート/エクスポートにも様々な新しい機能が追加されていますが、中でも時代を表している機能としてiTunesへのエクスポートや、SoundCloudへのシェアリングが可能となったことは、個人ユーザーへの対応として特筆すべきものでしょう。

Add to iTunes Library

バウンスメニューの中にAdd to iTunes Libraryというチェックボックスが追加され、iTunesへの書き出しが簡単に出来る様になっています。

Share with SoundCloud

上記と同様、バウンスメニューの中にShare with SoundCloudというチェックボックスが追加され、すぐに作成した楽音をSoundCloud上でシェアリングすることが出来る様になっています。もちろんその場でアカウントも作成可能。

特 徴5


ポスプロ作業に大変大きなメリットとなりそうなのがこのリアルタイム・フェードとクリップゲイン編集機能でしょう。これは、クリップ(元のリージョン)単位でオートメーションとは別にゲインを可変出来る機能で、フェアライトなどで編集を慣れていた人にはなじみやすい機能となるでしょう。

トラック上の各クリップには、左下に基本のクリップゲインとそれをコントロールするフェーダーマークが追加されています。このフェーダーマークをクリックしてドラッグするとクリップ単位でのゲインを簡単に編集することが出来ます。


また、このフェーダーマークを右クリックするとクリップゲイン用のメニューが表示され、Bypass/Clear/Render Clip Gainの実行が出来るほか、Show/Hide Clip Gain Lineを選択するとクリップゲインをライン表示することが出来るだけでなく、ブレークポイントを打って通常のオートメーションと同じようにクリップの中でのオートメーションを書くことが出来ます。この操作によってポスプロでの整音作業は非常に楽なものとなるでしょう。


なお、フェードの機能については、見た目には変化しておりませんが、リアルタイムフェード処理となったために従来はセッションフォルダ内にフェードファイル用のフォルダが出来ていましたが、Pro Tools 10では、フェードファイル用のフォルダが無くなっています。


旧バージョンのセッションファイルを読み込んだ場合もプレイバック自体はリアルタイムフェードに変換して再生されます。なお、以前のバージョンでセーブする場合には従来通りのフェードフォルダとフェードファイルが作成されて互換性を保つようになっています。また、AAFやOMFに出力する場合にはリアルタイム・フェードデータがレンダリングされて出力されます。

特 長6

従来AudioSuiteプラグインは一度に一つのプラグインしか立ち上げることが出来ず、複合した処理を行いたい場合など非常に苦労していましたが、この機能によって複数のAudioSuiteプラグインを一度に立ち上げて処理を行う事が出来る様になりました。

AudioSuiteプラグインを立ち上げるとプラグイン・ウィンドウの右上にRTASやTDMプラグインと同じように赤くターゲットボタンが表示されるようになり、これをOFFにしておくと別のAudioSuiteプラグインを開いてアクティブにすることが出来ます。

残念ながら、複数のAudioSuiteプラグインのプロセス(レンダリング)を一度に行う事は出来ませんでしたが、従来だと例えばEQかけてからReverb Reductionを行う場合など、直前にプロセスしたEQのパラメータを覚えておかないと何度もやり直すことになたしまいましたが、とりあえずそのままの状態で開いておけるので、ちょっと変更してやり直すと言うことが出来る様になりました。

是非次のバージョンでは、複数のプラグインをかけた状態でのプレビューやレンダリングが出来るか、Nativeプラグインを一緒にプロセス出来るなどの機能が入ってほしいものです。

また、今回のバージョンからセレクトされたパートだけではなく、ファイル全体に処理を施すなどの機能も追加されています。

従来Pro Toolsのセッションは最大時間セッションスタートタイムから約6時間半(48KHz)がリミットとなっていましたが、Pro Tools 10ではフルに24時間の時間軸を利用できるようになりました。ライブ収録などでうっかり0Hショウで実時間から収録始めてしまって途中で止まっちゃった、なんてこともなくなるでしょう。

Pro Tools 9から本格稼働したと言えるPro Tools同士の同期システムSatellite Linkが拡張され、12台までのマシンを同期走行させることが出来る様になりました。もちろんPro Tools HDのマシンがアドミニストレーターとなるのでマストです。

この機能はPro Tools HDをシェストレージサーバーからリアルタイム・プレイバックすることを可能にする機能で、ISIS 5000やAvid Media Network等からダイレクトアタッチでの作業を可能にします。もともとサーバーに置いてある膨大なオーディオファイルを同時にアクセスするDAWは、サーバーのパフォーマンスを著しく低下させるためダイレクトアタッチでの使用は不可能とされていました。Pro Tools 10では、コンピュータに搭載されているRAMをキャッシュとしてオーディオデータをプリリードしておくことでシェアストレージサーバーでの運用を可能にした画期的な機能です。 System Usage(システム仕様状況)を見るとDisk Cache、Timeline Cachedという項目が追加されています。また、プレイバックエンジンにも、Disk PlaybackのCache Sizeでキャッシュに使用するRAMのサイズを設定することが出来る様になっています。


通常Pro Toolsを運用するために必要なRAMサイズは、Macで3GB、Windowsで4GB以上とされていますので、それ以外のRAM領域をキャッシュとして使用することが出来ます。

Pro Tools 10では、Avid InterPlayシステムに対してInterPlayシステム内のプレイバックソフトウェアとして登録することが出来る様になり、Pro Toolsを用いたLive Playbackのシステム化を可能になります。

機能比較・価格

 

Pro Tools HD 10

Pro Tools 10

Pro Tools MP 9

Pro Tools SE

対象

要求の厳しい音楽とポストプロダクションのために、最大トラック数、最高のパフォーマンスとスケーラビリティ、およびサラウンド・サウンドを必要とするプロ

ツール一式と高度なワークフローを使って、音楽およびサウンドトラックを作曲、レコーディング、編集、ミキシングを行うプロ

プロ志望、もしくは限られた予算で音楽を制作したいが、Pro Toolsの高度な機能のすべては必要としない方

初心者、またはチュートリアル付きの音楽制作、レコーディング、編集、およびミキシングのための、シンプルなソリューションをお探しの方

販売

Pro Tools|HDXおよびPro Tools|HD Nativeシステムとのバンドルとしてのみ提供されます。ハードウェアの有無にかかわらずお使いいただけます。

単独、またはPro Toolsハードウェア/ソフトウェア・バンドルの一部として購入できます。ハードウェアの有無にかかわらずお使いいただけます。

単独、またはPro Toolsハードウェア/ソフトウェア・バンドルの一部として購入できます。M-Audioインターフェースが必要となります。

多くのM-Audioインターフェースとバンドルになっており、M-Audioインターフェースが必要となります。

対応するトラック数

最大同時オーディオ・トラック数(48/96/192kHz時)

256/128/64

(最大768/384/192**

96/48/24

(モノ/ステレオ)

64/48/ -

16/ - / -

オーディオ・レコーディング(最大同時トラック数)

256

32

18

2

インストゥルメント

128

64

32

8MIDI/インストゥルメント・トラックの組み合わせ)

MIDI

512

512

256

上記参照

AUX

512

160

128

5リバーブ・センド

バス

256

256

256

n/a

ビデオ

64

1

1

1

一般

対応する最大サンプルレート(ハードウェア依存)

32ビット、192kHz

32ビット、192kHz

24ビット、96kHz

24ビット、48kHz

最大I/O(ハードウェア依存)

256

32

18

2

ASIOCore Audio、およびEUCON対応(サードパーティ製インターフェースおよびコントロール・サーフェス統合用)

はい

はい

いいえ

いいえ

対応するプラグイン・フォーマット(バーチャル・インストゥルメント、エフェクト、およびサウンド・プロセッサー)

AAX DSPPro Tools|HDXのみ)、AAX NativeTDMPro Tools|HDのみ)RTASAudioSuite

AAX NativeRTASAudioSuite

RTASAudioSuite

バンドル・プラグインおよびReWireのみと動作します。サードパーティ製には対応していません。

バンドル・ソフトウェア

75種類以上のバーチャル・インストゥルメント(多数のサウンド)、エフェクト、サウンド・プロセッシング、およびユーティリティ・プラグイン。8GBサウンド・ライブラリ

75種類以上のバーチャル・インストゥルメント(多数のサウンド)、エフェクト、サウンド・プロセッシング、およびユーティリティ・プラグイン。8GBサウンド・ライブラリ

70種類以上のバーチャル・インストゥルメント(多数のサウンド)、エフェクト、サウンド・プロセッシング、およびユーティリティ・プラグイン。8GBサウンド・ライブラリ

100種類以上のバーチャル・インストゥルメント・サウンドおよび20種類のエフェクト・プラグイン。3GBサウンド・ライブラリ

特長

作曲、レコーディング、シーケンス、編集、およびミキシング・ツール

ループ・レコーディング/トラック・コンプ

MIDIエディター

Sibeliusスコア・エディター

エラスティック・タイムおよびエラスティック・ピッチ

自動遅延補正

16k

16k

4k

n/a

Best Detective

マルチトラック

マルチトラック

シングルトラックのみ

n/a

QuickPunch

 

AAF/OMF/MXFファイル交換

 

 

DigiBase Pro

 

 

タイムコード・ルーラー

 

 

セッション・データのフル・インポート

 

 

可変ステレオ・パン・デプス

 

 

サラウンド・ミキシング

(最大7.1

*

 

 

TrackPunch/DestructivePunch

 

 

 

入力モニター

 

 

 

VCAミキシング

*

 

 

ソロ・バスAFL/PFL

 

 

 

高度なオーディオ編集(連続スクロール、スクラブ・トリム・ツール、クリップ置き換えコマンド、フィールド・レコーダー・ワークフローなど)

*

 

 

高度なオートメーション(パンチ、キャプチャ、停止で書き出し、すべての有効オブジェクトに書き出し、オートマッチ、プレビューなど)

*

 

 

高度なビデオ編集(複数のビデオ・トラック、複数のビデオ・プレイリスト、およびビデオ編集ツール)

*

 

 

ハードウェア・インターフェース対応

Pro Tools HDシリーズ・インターフェース

           HD I/O

           HD OMNI

           HD MADI

           PRE

          シンクHD

 

 

 

Mboxファミリー(第3世代)

           Mbox

           Mbox Mini

          Mbox Pro

 

 

Eleven Rack

 

 

M-Audioインターフェース

すべてのインターフェース

すべてのインターフェース

インターフェースを選択

バンドルになっているインターフェースのみ

サードパーティ

Core AudioまたはASIO互換インターフェース

Core AudioまたはASIO互換インターフェース

n/a

n/a

コンソールおよびコンソール・サーフェス・サポート

C|24

 

EUCON有効化

           Artist Control

           Artist Mix

           Artist Transport

           MC Pro

           S5 Fusion

           System 5

          System 5-MC

 

 

ICON

           D-Command ES

          D-Control ES

*

 

 

サードパーティ

HUIプロトコルをサポートするアナログまたはデジタル・サーフェス

HUIプロトコルをサポートするアナログまたはデジタル・サーフェス

HUIプロトコルをサポートするアナログまたはデジタル・サーフェス

n/a

 

 

            

 

*Pro Tools 10ソフトウェアにComplete Production Toolkit 2

を追加すると、Pro Tools HDの機能の多くを使用することができます。

**Pro Tools|HDXシステム使用時

Pro Tools 10 価格及び発売時期(準備中)



お問い合わせ・資料



お見積やご相談はコチラ。お電話でのお問い合わせは(03-3442-1525)担当 益子、吉田、菊池、七五三木、山崎まで

 


弊社デモルームにて、随時、お客様のニーズに合わせたセミナーを行います。
セミナー予約受付はコチラ。 お電話でのお問い合わせは(03-3442-1525)担当 益子、山崎まで