VMC-102IP 登場

VMC-102からVMC-102IPへ

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タックシステム株式会社より5 年間に亘り販売してきたVMC-102 StudioMonitor Controller は、国内外の販売台数230台を超え、成熟したプロオーディオ製品として位置付けられるようになりました。

おかげさまで多くのポストプロダクション・ユーザー様に導入していただき、そのフィードバックからオーディオモニター機能にとどまらず、9ピンマシンコントロール、ビデオルーターコントロール、GPIO拡張など様々な機能追加を行い現在はVersion 5まで進化致しました。

発売当初からチャンネル・フォーマットに捉われずフレキシブルにマルチチャンネル・オーディオに対応した稀有なモニターセクションとして認められてきましたが、近年放送制作システムのネットワーク化が推進されることから、さらなる可能性を広げるため、VMC-102 もネットワークオーディオを取り入れる必要があると考え、基本的なアーキテクチャは踏襲したままDante ネットワーク・オーディオ・インターフェイスを搭載したVMC-102IP としてモデルチェンジすることと致しました。

このVMC-102IP は、従来のMADI システムにも対応するため、MADI1 系統(SFPモジュールによってシングル/ マルチ両モードに対応)64CH とDante ネットワークオーディオ64CH の合計128CH の入出力を持ち、その他の入出力仕様(GPIO/LAN/USB/RS-422/ ヘッドホン端子)は従来機と共通化、データ構造も互換性を持つ作りとなっていますので、既存のユーザーにとっては、全く同じモデルとしてご使用いただけます。

VMC-102IP仕様

モニター入力

最大72ソース選択ボタンをタッチパネル上に自由に配置。ボタンの名前、色、大きさを自由に設定することができるため、お客様のシステムに合った操作環境を作り上げられます。また、ページ切替やセットアップ呼び出し機能によって様々なセットアップ切替やフォーマット切替に対応することができます。

( 対応Format : Mono / Stereo・・・64ch )

図2.gif



モニター内部ミックスバス32CH

内部には32CHのミックスバスを持ち、モニターサミングやTBミックス、16種類の係数を持つダウンミックス、入力信号をミックスして内部で使用するMIX機能などを用いてモニターシステムを構築します。

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モニター出力

  • 6系統のスピーカー出力は、スピーカー各チャンネルに対して設定可能なレベルトリム、ディレイトリム、モニターインサーション切り替え機能を装備しており、Mono/Stereoから複数のスピーカーセットを組み合わせた最大128chまでのスピーカーフォーマットに対応することができます。
  • コミュニケーション用のCUE出力は、4系統装備し、TBミックス、カフON次のミュート機能付、MADI入力からの任意のCHをCUEに送るセレクター機能をそなえており、Mono/Stereoから64chまでのフォーマットに対応しているので、様々な用途に使用可能です。
  • Stereoライン出力1系統
  • ヘッドホン出力1系統
  • 外部メーターに送るためのメーター出力の並びを4種類のメモリー機能によって切り替えることで、プロジェクトの内容に応じたメータ監視ができるように設計されています。
  • 最大84ボタンのスピーカーソロ機能によってあらゆるフォーマットの設備に対応したソロ確認が可能です。また、グルーピングソロボタンも自由に作成できるためレイヤーごとにチェックするなど大型コンソールにもない機能を有しています。
  • モニターディレイ(0〜2000ms)

リモート制御

VMC-102IPに最適なI/OユニットとしてAvid MTRX( またはNTPDAD AX32/Penta )およびDirectour TechnologiesのPRODIGYシリーズのリモート制御機能を標準で装備しており、システムに必要な内部ルーティング切替や、入出力レベル制御、またモニターセットアップ呼び出しに連動したI/Oユニットのセットアップ・ロード/セーブが可能となっています。

入出力 / 仕様

  • MADI SFPスロット 1 系統64CH/48KHz入出力(マルチモードまたはシングルモードSFPモジュール必要)
  • Danteネットワークオーディオ1系統64CH/48KHz入出力(リダンダント対応)
  • アナログ・ライン出力(Stereo)
  • ヘッドフォン出力(Stereo)
  • GPIO 入出力(Mute/Dim/TB/LB/カフ/CUE)
  • RS422 シリアルインターフェイス
  • Ethernet
  • USB
  • DC +5V 入力(AC アダプタ付属)
  • 外形 W=318.8mm D=154.4mm H=76.99mm 3Kg
  • 消費電力 30W

オプション

  • VMC-102-MK VMC-102 M.1K2 Remote Option
    Directout TechnologiesのMADIルーターM.1K2のルーティングやプログラム切替を行うソフトウェアオプションです。
  • VMC-102-MC VMC-102 Machine Control Option
    RS-422ポートを用いた9Pinマシンコントロールを追加し、VTRなどへの簡易エディットまでを可能にするソフトウェアオプションです。
  • VMC-102-VR MC-102 AJA-KUMO/BMD Video HUB Control Option
    AJA KUMOおよびBlack Magic DesignのVideo HUBのビデオルーティングをリモートするソフトウェアオプションです。音声と同時にモニタービデオも切り替えたいときには非常に便利なオプションとなります。
  • VMC-GPEX-103 VMC-102 GPIO Expansion Option
    GPIOインターフェイスを拡張し、様々なシステムによる自動制御を可能にするネットワークに接続するハードウェアオプションです。

Danteバーチャル・ルーティング機能

Danteネットワークオーディオを採用した最大の利点は、同じネットワーク上にいるオーディオ機器との接続を高価なオーディオルーターを導入する必要なくバーチャルのルーティングが可能になることがあげられます。

更にこのVMC-102IPの特徴的な機能として、Danteネットワーク上のルーティングを能動的に切り替えてモニター音声として取り込むことができるバーチャル・ルーティング機能を搭載したことにあります。

VMC4.png

この機能は、Dante Controller で行っているようなDante 機器間の音声接続をVMC-102IP から行うもので、MADIの場合には1対1で接続された機器との64CHストリームの入出力でシステムを構築する制限がなく、Danteネットワーク上にいる複数の機器との入出力を自由にルーティングを切り替えて入出力ができます。

これによる最大の利点は、ドルビー・アトモスなどの多チャンネルのマルチチャンネル・オーディオのモニターを行う場合に、VMC-102 の持つトータル128CH のモニター入力回線ではチャンネル不足となることを回避することができることと、システム間の接続変更をVMC-102IP 上のボタンから制御してシステム接続変更ができる点にあり、大きなフレキシビリティーを持つスタジオシステムコントローラとして威力を発揮します。

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